私の四国遍路に於ける大師信仰(不動明王)の奇跡的な御利益の実例を、交通事故・心臓病(環不全)脳血栓・腎臓結石・胆石・肝臓病等について逐次お話してみたいと思います。
これは私の体験に依る実話です。
これらを乗り越えて今の霊媒師としての私があります。
初めに、交通事故についてお話します。
私が21才の冬の事です。私は市内の内海運送さんに、ドライバーとして勤め福山、大阪間の大型トラックに乗っていました。
これから話す事は入院中、又退院してから聞いた話を綴ります。何故なら私は、事故に依る記憶喪失になっていたのです。
ある日、ある時、私は、病院のベッドに居ました。そこに居るのか?自分の名前もわかりませんでした。必死に考えてみましたが分かりません。そこに看護師さんが来て名前と交通事故で運ばれて来たこと、一週間意識が無かった事等を知りました。
その日、明石の警察官も来られまして事情聴取を受けました。が、何も話せませんでした。記憶が一切ありません。運転していたのか、寝てたのか、どこの会社に勤めてたのかも、事故の前後も解らないのです。思い出せないのです。
警察官に依ると、私は交代運転手と二人の乗務だった。私達の車が燃料エンコで明石市の魚住というところで止まり、福山通運のトラックが牽引してくれるために、前に止まり、掛け終わったところに、次に来た福山通運のトラックの運転手が心配して後ろに止まり降りてきてくれた。との事でした。
私達の話で安心して、「それじゃあ先に行くで」と、出発時、ハンドルを切り足らず、私達の車に追突したのだそうです。
私と同僚の佐藤さんは車の間に挟まれ、「佐藤さんは頭が煎餅の様になり、即死だった」との事、私は頭を強打し右目の外側を裂傷してるとの事でした。
あくる日、母が来てくれました。しかし、母とは解りません。母だと聴かされ母と悟る、そこに従兄弟の高田昇が来てくれました。しかし、母と同じ様に従兄弟と名乗られ従兄弟と悟る。しかし、私は生きている生の籍に身を置いて居る!
僅か肩幅の差により生と死を分け、わずかの10センチが私に命を与えてくれた。
これは神、仏、の加護以外の何物でも無いと、今も信じてます。
因みに今現在も、なにゆえ燃料エンコしたのか、どちらが運転していたのか、記憶は喪失したままです。
当時の私は黒住教信者でした。
今は、金剛仏師で権大僧都拝命してます。