住職の体験談
Experiences of the priest

四国お遍路 その1(3月)
四国お遍路 その2(4月)
四国お遍路 その3(5月)
四国お遍路 その4(6月)
四国お遍路 その5(8月)
四国お遍路 その6(9月)
四国お遍路 その7(11月)
住職の体験談

 

その1 

私の四国遍路に於ける大師信仰(不動明王)の奇跡的な御利益の実例を、交通事故・心臓病(環不全)脳血栓・腎臓結石・胆石・肝臓病等について逐次お話してみたいと思います。
これは私の体験に依る実話です。
これらを乗り越えて今の霊媒師としての私があります。
初めに、交通事故についてお話します。 私が21才の冬の事です。私は市内の内海運送さんに、ドライバーとして勤め福山、大阪間の大型トラックに乗っていました。
これから話す事は入院中、又退院してから聞いた話を綴ります。何故なら私は、事故に依る記憶喪失になっていたのです。
ある日、ある時、私は、病院のベッドに居ました。そこに居るのか?自分の名前もわかりませんでした。必死に考えてみましたが分かりません。そこに看護師さんが来て名前と交通事故で運ばれて来たこと、一週間意識が無かった事等を知りました。
その日、明石の警察官も来られまして事情聴取を受けました。が、何も話せませんでした。記憶が一切ありません。運転していたのか、寝てたのか、どこの会社に勤めてたのかも、事故の前後も解らないのです。思い出せないのです。
警察官に依ると、私は交代運転手と二人の乗務だった。私達の車が燃料エンコで明石市の魚住というところで止まり、福山通運のトラックが牽引してくれるために、前に止まり、掛け終わったところに、次に来た福山通運のトラックの運転手が心配して後ろに止まり降りてきてくれた。との事でした。
私達の話で安心して、「それじゃあ先に行くで」と、出発時、ハンドルを切り足らず、私達の車に追突したのだそうです。 私と同僚の佐藤さんは車の間に挟まれ、「佐藤さんは頭が煎餅の様になり、即死だった」との事、私は頭を強打し右目の外側を裂傷してるとの事でした。
あくる日、母が来てくれました。しかし、母とは解りません。母だと聴かされ母と悟る、そこに従兄弟の高田昇が来てくれました。しかし、母と同じ様に従兄弟と名乗られ従兄弟と悟る。しかし、私は生きている生の籍に身を置いて居る!
僅か肩幅の差により生と死を分け、わずかの10センチが私に命を与えてくれた。
これは神、仏、の加護以外の何物でも無いと、今も信じてます。
因みに今現在も、なにゆえ燃料エンコしたのか、どちらが運転していたのか、記憶は喪失したままです。
当時の私は黒住教信者でした。
今は、金剛仏師で権大僧都拝命してます。

その2 

今回は少し時間を飛ばして、平成5年の話をします。
この年は、衆議院議員の中選挙区での最後の選挙の年でした。
今から話す事は当時私の記憶に無く、後で周りの方々に聞き記憶している話ですが、実話です。
当時、私は当時の亀井静香大臣の福山北部選対本部の副本部長をしていました。
その日、福山市内で南部選対本部会議が行われていました。(亀井静香選対本部は、大きく南部と北部に分けてありました)選対会議が終わり私は、一級河川の芦田川の堤防を車で走り、北部選対事務所に向けて走っていたそうです。
前から来た車の方が、私の車がふらふらしているので気になり、「すれ違ってバックミラーで見たら、堤防上に車がなくなっていた。これは土手から落ちた!!」と思い引き返して下さり、私の車の所迄来て下さいました。車は上手く土手の下に降り倒れては居なかったそうです。
当時、私は自動車電話を持っていましたので、それで選対事務所に電話を掛けてはいましたが、その時の私は既に意識が無く、受話器は繋がったまま、口から涎を垂らし話は出来ない状態だったそうです。引き返し下さった方が受話器を取り、事の次第を選対事務所の当時事務局長だった片山信行氏に伝えて下さりました。
事務所から数名が現場に駆け付けてくれた様です。
直ぐ救急車を呼ぼうにも、当時はまだ自動車電話は出たばかりで消防署には繋がりませんでした。南部選対本部に電話を掛けてそこから、消防署に電話を掛けて救急車を手配してもらったそうです。選対本部は大騒ぎ、そこに運良く、脳外科の大田記念病院の院長が居られたので、大田記念病院に搬送されて入院となりました。体温がどんどん下がり肛門から計らないと、検温も出来なくなったそうです。私が娘を捕まえて看護婦さんに「娘がまだ来ないんですが」と何度も言ったそうです。娘は私に「わたしが娘だ、と何度も言ったけれども解ってくれなかった」と今でも話します。
遂に危険な時が迫り医師から、「今夜が峠です!身内の方にご連絡が在ればして下さい」と告げられ、身内が皆集まったそうです。しかし、私は何も記憶にありません。
私が気が付いたのは、あくる日の昼前に、北部選対事務所に行って事務所の皆さん方が、「幽霊が来た~」と叫ぶから、「何が幽霊なら~足が二本有ろうが」と答えると、「今あんたの葬式の相談をしょたのに、選挙の最中に葬式を出さんといけん、困った事だと、話しよたんよ」、と言われたところから意識が戻りました。が、なぜ選対事務所いるのか、病院からどの様にしてそこまで行ったのか、今も私には解りません。
病院に送り返してもらいましたが、私には事の経緯は何も解りませんでした。
医師の説明で漸く理解をして、実は私は過去に2回脳血栓を患ってる、と話したところ。どこで診てもらったかと聞かれ、神辺町の三上病院ですと答えました。数日後、MRIの検査を受けて結果を診たら、「どこにも異常は無い。過去の病巣も無くなってる、こんな馬鹿な事はない!」
医師曰わく、「儂はあの夜、何をしたんだ?あの様になる痕跡が何も無い!まして脳血栓に於いて過去の病巣消えることなど無いんだ!」と言われました。
でも、私の体には、ありえないことが事実起きました。26度の体温から生還し、ありえないことが起きました。
院長曰わく、「神仏の為せる技以外に説明の仕様が無い」、「この世には人智を超えた奇跡も在るのだ!神仏の加護が」と言われました。
事務局長片山信行氏は現在不動院の信者総代をしていただいています。
引き返して下さった方は、福山市山手町山郷のハタ電気店の御主人でした。後日、御礼に伺い厚くお礼を申しました。
私は、これで二度死の淵を離れ生還したのです。

 
宗教法人 不動院 
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