四国お遍路 その1(3月)
Shikoku Ohenro 1(March)

四国お遍路 その1(3月)
四国お遍路 その2(4月)
四国お遍路 その3(5月)
四国お遍路 その4(6月)
四国お遍路 その5(8月)
四国お遍路 その6(9月)
四国お遍路 その7(11月)
住職の体験談

 

3月17日

3月17日、午前6時50分。四国霊場1番 霊山寺山門に入る。 信者7人清々しい朝の佇まいの中で手口を禊ぎ(1人映ってる写真)の後本堂に入り、皆さんと 99回目の最初の読経を終えて、順打ちにて4番大日寺山門前で チョイと(ハイポーズ)。

 

今日は順調に17番井戸寺を打ち終えて、18番手前の民宿千葉さんに5時半頃入りました。 明日は18番恩山寺より打ち始めです。お詣りする事を(打つ)と言うのですが、これは昔、巡拝するときに木の札を持って参り山内に打ち付けた為に(札打ち)と伝えられて来たために、一ヵ寺お詣りが済むと、「”一ヵ寺打ち終えた”と証するようになったもの」と聞き及んで居ります。
明日は27番神野峰寺迄、打ち納める積もりです。明日の朝食は6時です。お休みなさい。

追伸
来週の木曜日25日は歩き遍路にて千葉さん宅に泊まる予定です。

四国公認先達
現在準特認大先達を拝命 車遍路・98回歩き遍路・4回目を頑張ってます。
共にお詣りする方、希望者ご連絡お待ちしてます。

 

3月18日

3月18日
朝6時半、18番恩山寺山門前でパチリとこれから手と口を禊ぎ本堂に詣りました。朝日が凄く綺麗でしたよ。

8時過ぎ20番鶴林寺山門前

10時過ぎ平等寺にお詣り、大師堂似て読経右側後方に師の御加持水があります。
中風避けに効能があると伝えられています。

11時20分、 厄除けで有名な薬王寺に詣りました。 石段の長石の下には本尊薬師如来様の有り難い薬師本願経の種字が埋めてあるそうです。その経にお供えする意味で石段にお金を添えるそうです。 14時50分 、津照寺を打ち終えて別名津寺と言い、本尊は舵取り地蔵とも呼ばれ、近隣の漁師さんの篤い信仰を得ておられます。

16時40分 27番神野峰寺を打ち終えて帰途に就きました。

家に着いたら21時過ぎてました。
来週月曜日、1番霊山寺より歩き遍路始めます。 阿波一国を満願したいと思ってます。2泊は野宿の予定です。1泊は柳水庵、1泊目は未定です。又、お話しします。

 

 

平等寺山門前にて
平等寺大師堂にて
津照寺鐘楼門下にて

3月22日

3月22日7時40分。1番霊山寺を出て2番極楽寺に向けて歩き遍路、4回目の始まりです。 納経終えて2番極楽寺を出発します。

ここから畦道の遍路道です。 これより大日寺まで1、2キロ。昔のままの手付かずの道です。一昨年、この場所で野宿しました。
5番地蔵寺 を終え食事を済ませて6番へ向けて歩きます。

 

いま、お茶と賽銭袋の御接待を受けました。 大師法号を唱えありがたくいただきました。 ここ3番金泉寺はこの細い畦道を通り山門を通らず、裏からお詣りします。
9時5分到着。

 

5時20分。切幡寺打ち終えて宿に向かう。
明日は4時起床、4時半出発予定。
両足の小指に豆が出来て痛いので、食事の後 豆の手当てをします。 歩き遍路は豆との戦いですよ。 木綿糸にヨウドチンキを浸けて針で豆を縫い糸を通して両端を残して切り取ります。 糸を伝って豆の汁が出るため 痛みが無くなり直ぐに歩ける様になりますよ。

 

3月23日

午前3時起床。
足の豆を処理して テーピングをし、着装。
宿の好意で接待していただいた握り飯食べて 出発の準備をする。
準備完了4時です。  外に出ると雨が降ってるので 、玄関で 雨支度をして出発。
昨夜の旅籠 八幡を4時40分に出てやっと藤井寺に着きました。

長戸庵前を通過 9時
柳水庵を過ぎました。

階段の正面は一本杉の厄除け大師様です。写真3枚目は柳水庵の大師堂です。 最後にあるのは、今夜泊まってる水飲み場の上の大師堂です。

 

 

 

3月24日

阿川梅の里三叉路に午前8時に着きました。
昨日に続き雨降り続いてます。 防水性の靴だと信じてた靴も雨が染み込みベタベタです足がふやけてきました。
13番大日寺に向けて頑張ります。
先程渡った潜水橋です。 雨で水かさがすと橋は浸かり通れくなります。 昔ながらの板橋です。

燒山寺より降りた河井地区です。
右手に行くと柳水庵に行けます。
梅の里過ぎた所を右折すると藤井寺に行けますよ。

3月25日

15時半、井戸寺到着。
16時10分、寺を辞して、徳島市内の民宿に向かいます。
写真は14番常楽寺山門前です。

今日は思いがけない事がありました。 住職さんが先達で、お詣りの団体さんの1人が私が納めた金色納め札を読経を始めると、直ぐに隠す様に持ち去りました。
大師堂でも又、他の方が同じ様にされました。 は、彼の住職さんに言いました。「住職さん、可笑しいでしょう? 貴方が名刺を出して話をしてるときに、他の方が名刺を持ち去って行くと貴方はどんな気持ちがしますか? せめて会釈位して、本尊様に御礼していただく様、指導していただけませんか?」とお願いしました。
お詣りした方々が、思いを込めて納め物を黙って持ち去り、十善戒を唱えても全く意味は無くなります。ましてや。取って帰った。 拾って帰ったと話す事は論外です。 金、銀、錦の札をいただく時は本尊様、大師に理を述べて何がしかの御礼を賽銭とは別にお供えしていただく様にして下さい。 又何の功徳があるかは次回話します。
老夫婦仲良く詣られてる方が有ったので許可を得て写真取りました。

3月26日

9時、大龍寺山門を入りました。 霙が降ってます。 山頂は真冬の寒さです。

薬王寺到着です。 6日と2時間半で到着。
予定より早く着いた。 昨夜の宿「ゆき荘」より歩き2時間半で到着。 今回の歩き遍路ここから帰ります。約120キロ歩きました。
※金色の納め札の功徳は、 納め札を米粒位に、千切り清水浮かべて、光明真言 大師法号を各三反唱えて飲むと病気治癒に効能があります。又 車の御守り 肌守り等など 功徳がいただけますよ。
※但し 無断で取ったり、 拾ったと言われる方は逆の効能が表れるかも知れないので、特に注意して下さいね。お札受ける方法は先に述べててありますから留意して下さい。
※錦の札については後日お話しします。この件に関し、ご意見あればお聞かせ下さい。

昨夜宿、遍路さんの持っている地図で(吉田印刷)のもので少し疑問に思う事がありましたので、私見を述べてみたいです。
札所と宗派について、その中の天台宗が4となってますが正しくは2で、天台寺門宗2となりますよ。43番と76番が天台寺門宗です。

納め札の色について諸見あるかと思いますが、現在は通常青4回から、赤7回から銀25回から、金50回から、錦100回から、と聞き及んで居りますが、他の意見あればお聞かせ下さい。 因みに金について霊場会が金の納め札の公認証を交付するのは50回とされてます。

 
宗教法人 不動院 
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